自社内に技術者がいなくても大丈夫
三次元測定機があれば、部品や製品の形状を簡単に捉えられるわけではありません。
三次元測定機の扱いは難しく、専門的な知識や技術が必要です。十分な知識や技術を持たない人が、三次元測定機を使ってみたとしても、精度がかなり落ちてしまうでしょう。
そのため、自社内で三次元測定機を設置して使用するには、それを扱える技術者も置かなければなりません。新たに技術者を雇い入れるとなれば、人件費がかさみます。
既存の社員に技術を身につけてもらう方法もありますが、実際のところは難しいでしょう。三次元測定機の扱いに関する技術は一朝一夕で身につけられる内容ではありません。
その点、三次元測定機の測定代行サービスを利用すれば、自社内に技術者を置かなくて済むのがメリットです。測定代行サービスの提供会社に対象物を渡すだけで済みます。サービスの提供会社の中には、機械検査技能士の1級や2級の資格を保有しているスタッフが在籍しているところもあるので安心です。
自社で購入しなくて済む
三次元測定機は決して安価な装置ではありません。大きさや精度などによって価格に差がありますが、比較的精度の高い三次元測定機なら、100万円以上のものが多いです。
使用頻度がそれほど高くない場合には、できるだけ自社で購入するのは避けたいでしょう。また、高機能な三次元測定機だと1,000万円以上のものも少なくありません。特に中小企業にとっては大きな負担となります。
三次元測定機の測定代行を利用することで、自社内にそのような高価な設備を設置しなくて済むのもメリットです。
使用頻度があまり高くない場合には、三次元測定が必要なときだけ測定代行サービスを利用する方法を採ることができます。三次元測定機の購入にかかるコストがかからないため、その分を他の設備投資などに回せるでしょう。
また、自社内に設置した場合には基本的にその三次元測定機だけを使うことになります。これに対して、測定代行サービスを利用すれば、部品や製品に応じて使用する三次元測定機や測定方法を変えてもらうことも可能です。